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糸守という町は存在するのですか?

大ヒットアニメ「君の名は」は、主人公の少年、瀧の住む東京と、瀧と身体の入れ替わる少女、三葉が暮らす岐阜県を舞台としています。どちらの土地も、新海誠監督が得意とする美しいディテールで描写されていますが、瀧が実在する新宿区に住んでいるのに対し、三葉が住んでいるのは架空の町、糸守です。

糸守に起こる悲劇を考えれば、作者が実在の地名の使用を避けた理由も理解できますが、映画の糸守は、湖を中心とした夕暮れの遠景で分かる通り、岐阜県の山間部にあります。三葉の一家が住む神社の鳥居と階段は、春祭りで有名な高山の日枝神社をモデルとしています。
この他、この村の風景は、監督の出身地、長野県の諏訪湖がモデルとなっています。湖は、風光明媚で知られる立石公園から眺めることができます。この公園の近くには二葉という名の高校があり、偶然にも、亡くなった三葉の母親と同名となっています。

また、糸守駅のモデルとなった駅は、秋田県に存在します。秋田県にある秋田内陸縦貫鉄道の前田南駅がその駅で、ファンにより聖地巡礼の地とされています。